結婚は個人戦ではなくチーム戦。2人で100点になれる相手の選び方

こんにちは、東京江東区の結婚相談所ウェルフィットのとむです。

この記事は、結婚相手の選び方を考えるシリーズの第3回です。第1回の「37%の法則」、第2回の「95点の相手を逃したら失敗?」に続き、今回は「選んだ後、2人でどんな関係を育てていけるか」を考えます。

結婚相手を探すとき、私たちはつい相手を一人の人間として評価しがちです。

年収、学歴、容姿、性格、仕事、趣味。

もちろん、どれも相手を知るうえで大切な要素です。

でも、結婚生活を考えたとき、それだけで十分なのでしょうか。

私たちは、結婚にはもう一つ大切な視点があると思っています。

それは、「その人が何点か」ではなく、「2人で何点の関係を作れるか」ということです。

個人として95点でも、夫婦として95点とは限らない

例えば、仕事でとても優秀な人が2人いたとします。

どちらも個人としては高い能力を持っています。

では、この2人を同じチームにすれば、必ず最高の成果が出るでしょうか。

そうとは限りません。

お互いに自分の意見を譲らず、役割分担もできず、問題が起きれば相手のせいにする。

そんなチームでは、個人の能力を十分に発揮できないでしょう。

一方、それぞれの能力は突出していなくても、得意なことを分担し、困ったときには助け合い、意見が違えば話し合える。

そんなチームの方が、よい成果を出せることもあります。

結婚も、これと似ているのではないでしょうか。

95点の相手と、75点の相手

例えば、婚活中に2人の相手と出会ったとします。

Aさんは95点。

見た目も好みで、年収も高く、仕事もできる。条件面ではほぼ理想的な相手です。

ただ、意見が違ったときには自分の考えを押し通し、こちらの希望にはあまり耳を傾けてくれません。

一方、Bさんは75点。

条件面では理想と少し違う部分があります。

でも、話をよく聞いてくれるし、意見が違っても一緒に考えてくれる。困ったときには自然と協力し合えます。

では、どちらと結婚した方が幸せになれるでしょうか。

もちろん、これだけで答えは出せません。

ただ、少なくとも95点のAさんが必ず正解とは言えないはずです。

なぜなら、相手個人への評価と、2人の関係への満足度は別のものだからです。

出会ったときの評価と、結婚後の2人の満足度

架空の例:Aさんは95、90、78、65、55点へ低下し、Bさんは75、80、85、91、95点へ上昇。出会い時の相手への評価と、その後の2人の満足度は異なる尺度。

※説明用の架空のシミュレーションです。実際の調査結果ではありません。出会い時点は相手への評価、その後は2人の関係への満足度をイメージしています。異なる尺度をつないだ概念図であり、人の価値を客観的に採点するものではありません。

このグラフは、2人の結婚相手と、それぞれ結婚した場合の関係の変化をイメージしたものです。

Aさんは、出会ったときの評価が95点。条件面ではほぼ理想的な相手です。

しかし、結婚後は意見が合わず、話し合いもうまくいかない。次第に2人の満足度が下がっていきます。

一方、Bさんは75点からのスタート。

最初は理想と少し違うところもありましたが、お互いの考えを尊重し、問題が起きれば話し合い、少しずつ関係を深めていきます。

その結果、結婚後の満足度はどんどん高くなっていきました。

もちろん、これは分かりやすくするための架空の例です。

でも、ここで伝えたいのは、「出会ったときの相手の点数」と「結婚後の2人の満足度」は、必ずしも一致しないということです。

結婚は、相手を選んだ瞬間に結果が決まるものではありません。

そこから2人でどんな関係を築いていくかによって、満足度は大きく変わっていくのです。

結婚生活の点数は、2人で変えていける

結婚生活は、出会ったときの状態がずっと続くわけではありません。

仕事が忙しくなることもあります。

子どもが生まれたり、住む場所が変わったり、家族の介護が必要になったりすることもあるでしょう。

そんなとき、2人でどう対応するかによって、関係は変わっていきます。

例えば、家事の分担で不満が出たとします。

「自分の方が忙しいんだから、そっちがやってよ」

お互いがこう考えていたら、不満は積み重なっていくでしょう。

一方で、

「最近、負担が偏っているね。どうしたらいいかな?」

と話し合える2人なら、少しずつ改善していけるかもしれません。

最初から完璧な夫婦である必要はありません。

大切なのは、問題が起きたときに2人で向き合い、関係をよりよくしていけることです。

つまり、結婚生活の満足度は、最初から決まっているわけではないのです。

2人で100点を目指せる相手には、どんな特徴がある?

では、婚活中に何を見ればよいのでしょうか。

私たちが注目したいのは、次のようなところです。

① 意見が違っても話し合える

どんなに相性がよい2人でも、考え方が違うことはあります。

大切なのは、意見が一致することよりも、違ったときにどう対応するかです。

② 相手の立場で考えられる

自分がしたいことだけでなく、相手がどう感じるかも考えられる。

こうした思いやりは、長い結婚生活で大切になります。

③ 問題を2人の課題として考えられる

「あなたが悪い」ではなく、「どうすれば2人で解決できるか」。

問題が起きたときに、対立するのではなく協力できる関係です。

④ お互いの変化を受け入れられる

人の考え方や生活環境は、年齢とともに変わります。

今の価値観が完全に一致していることだけでなく、変化したときに話し合えることも重要です。

こうした特徴は、プロフィールだけでは分かりません。

実際に会って、話して、少しずつ関係を深める中で見えてくるものです。

例えば、デートの行き先で意見が違ったときや、予定が急に変更になったとき。

そんな小さな場面にも、相手とのチームワークを考えるヒントがあります。

ただし、何でも努力で解決できるわけではない

ここは誤解してほしくないところです。

2人で関係を育てることが大切だからといって、どんな相手でも努力すれば幸せになれる、という話ではありません。

相手を尊重しない。

話し合いに応じない。

一方だけが我慢し続ける。

そんな関係を、無理に続ける必要はありません。

チームワークとは、片方が頑張ることではなく、2人が協力することです。

だからこそ、交際中に「この人となら一緒に問題を解決していけるか」という視点を持ってほしいと思います。

最高の相手を探すより、最高のチームを作れる相手を

このシリーズでは、数学の「37%の法則」から、結婚相手の選び方を考えてきました。

数学では、候補者の中から最高の1人を選ぶことが目的でした。

でも、結婚は少し違います。

出会った時点で95点の人を見つけることが、必ずしも幸せな結婚につながるとは限りません。

75点だと思っていた相手と、2人で話し合い、協力し、素晴らしい関係を築いていくこともできるはずです。

もちろん、最初から相性がよいことも大切です。

でも、それと同じくらい、これから一緒に関係を育てていけるかどうかも大切なのではないでしょうか。

結婚は、最高の人を見つけるゲームではなく、2人で最高のチームを作っていくこと。

婚活で相手を見るとき、そんな視点も持っていただけたらうれしいです。

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