こんにちは、東京江東区の結婚相談所ウェルフィットのとむです。
「今の人もいいけれど、もっといい人がいるかもしれない」
婚活をしていると、こんな気持ちになることはありませんか?
最初に出会った人で決めるのは早すぎる気がする。でも、何十人と会っても、誰がいいのか分からなくなってしまう。
では、結婚相手は何人くらいと会ってから決めるのがよいのでしょうか。
実は、この問題を数学的に考えた理論があります。
それが「秘書問題(Secretary Problem)」と呼ばれる数学の理論です。
最適停止問題の代表例で、「結婚問題」や「お見合い問題」とも呼ばれています。
もともとは、複数の応募者の中から最も優秀な秘書を1人採用するには、いつ決断すればよいか、という問題です。
この理論は大学の数学教材でも扱われており、一定の条件のもとで最良の1人を選ぶ確率を最大化する方法が研究されています。
そして、その答えとして知られているのが、「37%の法則」です。
例えば、これから10人の結婚候補者と出会うとします。
数学上の最適な方法は、次のとおりです。
最初の3人:比較する期間
まずは3人と会います。(10人の37%は3.7人ですが、10人の場合は計算上、最初の3人を見送る方法が最も有利になります)
その3人の中で、誰が最もよかったのかを確認し、判断基準を作ります。
ただし、どれほど素敵な人でも、この段階では選びません。
4人目以降:決断する期間
4人目からは、それまでに会った全員の中で最もよかった人を基準にします。
その基準を超える人が現れたら、その人を選びます。
例えば、最初の3人の評価が60点、75点、80点だったとしましょう。
4人目が70点なら見送り。
5人目が85点なら、その人を選ぶということです。
「37%」は、最初に見送る人数の目安です。10人の場合は、最初の3人を見送り、4人目以降で「それまでで一番よい人」が初めて現れたら選びます。この方法で、10人の中の最高の人を選べる確率が「約39.9%」です。
一方、10人から無作為に1人を選ぶ場合、その確率は10%です。
つまり、選び方を工夫することで、最良の人を選べる確率が約4倍になるのです。
では、なぜ「37%」なのでしょうか。
候補者が非常に多い場合、最初の約37%を見送って判断基準を作り、その後に基準を超える人を選ぶ方法が、最良の1人を選べる確率を最大化するからです。
ただし、ここには重要な前提があります。
現実の婚活とは少し違いますよね。
ここで疑問が生まれます。
もし、最初の3人の中に95点の素晴らしい相手がいたらどうなるのでしょうか。
4人目以降に、その人を超える相手が現れなかったら?
この理論では、最初の3人は必ず見送るため、95点の相手を選ぶことはできません。
つまり、数学的に最適な方法でも、必ず成功するわけではないのです。あくまで確率論ですね。
実際、10人の場合でも、最良の人を選べない確率は約60%あります。
この理論から学べるのは、37%という数字そのものよりも、比較することと決断することのバランスです。
あまりに早く決めると、もっとよい人がいるかもしれません。
一方、いつまでも比較していると、すでに出会った素晴らしい相手を逃してしまうかもしれません。
婚活でも、最初はいろいろな人と会って、自分が大切にしたいことを知る時間が必要です。
でも、いつまでも「もっといい人がいるかも」と探し続けることが、必ずしもよい結果につながるとは限りません。
では、そもそも結婚相手は「最も点数の高い人」を選ぶべきなのでしょうか?
続編では、数学の37%ルールから少し離れて、婚活における「最高の人」と「自分が満足できる人」の違いを考えます。
続きはこちら:95点の相手を逃したら失敗? 婚活で「最高の人」を探す落とし穴
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