
最近、SNSなどで見かける「恋愛キャンセル界隈」という言葉。
「キャンセル界隈」とは、普段ならすることを「あえてしない」「今日は休む」と、少し冗談交じりに表すSNS上の言い方です。「恋愛キャンセル界隈」も、恋愛を休んだり、距離を置いたりする人を指す緩い言葉。永久に恋愛をしない、という宣言とは限りません。
お風呂、外出、自炊、飲み会。そして、恋愛までキャンセルされることに。
ここまで来たら、次はぜひ月曜日をキャンセルしていただきたいところですね。
恋愛キャンセル界隈。なかなか強い言葉ですが、言っていることは結構分かります。
恋愛を始めようと思ったら、まず相手を探すところから。
プロフィールをつくる。メッセージを送る。返信を考える。日程を合わせる。服を選ぶ。お店を探す。そして、実際に会う。
しかも、会った後もまだまだ続くんですよね。
「あの言葉はどういう意味だったのか」
「返信が遅いのは、忙しいだけなのか」
「この絵文字は誰にでも使っているのか」
相手の気持ちを考えながら、「自分はどうしたいんだっけ?」まで考えることに。
恋愛というより、納期も正解も分からない共同プロジェクト。
それなら、いっそキャンセルしたくなるのも分かります。
返信が途絶えて相手の気持ちが分からないときは、フェードアウトの理由についての記事も参考にしてみてください。
ただ、私が思う恋愛の大変さは、工程の多さだけではありません。
これだけ時間と気持ちを使っても、どこへ着地するか分からない。この不確実さが、一番大きいのではないかと思います。
自分は結婚を考えている。でも、相手は「いつかできたらいい」と思っているかもしれない。そもそも、結婚するつもりがない可能性もあります。
だからといって、早い段階で確認するのも難しいんですよね。「重いと思われたらどうしよう」と心配になる。
聞かなければ分からない。でも、聞くのも怖い。
この見通しの悪さが、恋愛を難しくしています。
少しずつ関係を築き、1年、2年と付き合っても、結婚まで進めるとは限りません。
もし別れることになれば、結婚相手探しは、またゼロに戻る。
また相手を探し、連絡を取り、一から関係をつくらなければなりません。
「もう一度、全部やるのか」
そう考えると、ちょっと気が遠くなりますよね。努力したら結果が出るとは限らない。時間と気持ちを費やしても、最後にどうなるかは分からない。
恋愛をキャンセルしたくなる理由の一つは、この不確実さを引き受ける負担なのだと思います。
恋愛では、どうしても相手から評価されます。選ばれることもあれば、断られることもある。当然、自分も相手を判断することになります。
選ばれるのも疲れるし、選ぶのも疲れる。
誰かを好きになる楽しさがある一方で、傷ついたり、自信をなくしたりする可能性もあります。
さらにSNSで、年齢、年収、見た目、コミュニケーション能力について厳しい意見を目にすると、恋愛を始める前から何かの審査を受けているような気分になることも。
それなら、「最初から参加しないほうが楽」と思う気持ちも分かります。
ここで、ちょっと分けて考えてみましょう。本当にキャンセルしたいのは、恋愛そのものでしょうか。
こうした負担を、キャンセルしたいのかもしれません。
「恋愛をしたくない」と「今までの恋愛のやり方に疲れた」は、似ているようで少し違います。
恋愛をしない人生も、一つの選択です。一人の生活が快適なら、無理に誰かを探す必要はありません。
一方で、「積極的に恋愛したいわけではない。でも、将来を一緒に過ごす人はいたらいい」と思っている人もいます。
それなら、恋愛を丸ごとキャンセルする前に、出会い方を変えてみてもいいのかもしれません。
アプリ、友人の紹介、趣味の集まり。出会い方はいろいろあります。
最初から大きく構えず、気楽に話せる人、一緒にいて疲れない人を、無理のないペースで探してみる。そんな始め方でもいいですよね。
結婚相談所も、数ある出会い方の一つです。もちろん、入会すれば確実に結婚できるわけではありません。相手を好きになれるか、二人の関係がうまくいくかという不確実さも残ります。
ただ、負担を減らせる部分はあります。
すべての不確実さはなくせなくても、その霧を少し薄くすることはできる。一人であれこれ考え込まずに済むだけでも、少し気持ちが楽になりそうですね。
恋愛をキャンセルするのも、一つの選択です。
ただ、本当にキャンセルしたいのが恋愛そのものではなく、見通しのない駆け引きや、傷つくこと、一人ですべてを抱えることなのであれば、恋愛を丸ごと諦める必要はありません。
恋愛をキャンセルする前に、自分を疲れさせる恋愛のやり方だけ、キャンセルしてみてもいいのかもしれません。
ウェルフィットでは、無理をせず、自分に合った結婚を見つけるためのサポートを大切にしています。
「こういう出会い方もあるんだな」と思っていただけたら、よろしければ一度ご覧ください。